便の状態
便が浮くのは、便の7~8割が水分でできており、空気やガス、食物繊維などの比重が小さい物質も含まれているためです。また、食物繊維を十分に摂取すると、残った繊維の隙間に腸内ガスが入り込み、浮力が生じます。
便が浮く原因には、次のようなものがあります。
- 腸内環境が良い場合: 食物繊維が豊富に含まれ、空気を含むことで浮く。
- 腸内環境が悪い場合: 悪玉菌が産生するメタンガスや水素ガスが増えて浮く、タンパク質や脂肪が消化吸収されずに含まれて浮くなどがあります。
- 消化不良: 便が油っぽく浮いている場合は、消化管に負担がかかり、消化不良を起こしている可能性があります。消化不良の原因としては、多量のアルコール、辛い物、脂っぽい食事などの刺激物の摂取や、精神的ストレス、睡眠不足などの乱れた生活習慣が挙げられます。
一般的に、健康な人の便のうち、85%が沈み、15%が浮くと言われています。欧米では沈むのがいい便とされるケースが多いようですが、日本では逆に浮かぶのがいいとする傾向があります。これはおそらく食文化の違いで、欧米では古来から肉食が中心で、便とは沈むものだということでしょう。
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