妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病は、妊婦の8人から10人に1人が罹患する妊娠中の中毒症(病気)です。

参照元:https://dm-net.co.jp/jsdp/qa/a/q01/

妊娠糖尿病とは?


糖尿病の分類では、1)1型、2)2型、3)その他の特定の機序、疾患によるもの、に分類されます。
 

それに対して、妊娠糖尿病は診断基準はが2010年に大きく変化し、世界共通の診断基準が提唱されました。そこでは妊娠糖尿病は、「妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病にいたっていない糖代謝異常である」と定義され、妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)は含めないことになりました。

 このため妊娠糖尿病では、お産が終わって、6-12週間後に再びぶどう糖負荷試験(OGTT)を行って、正常型、境界型、糖尿病型に分類します。妊娠時に診断された明らかな糖尿病の人も産後に耐糖能の再評価が必要となります。
2014年9月改訂(岡山市立総合医療センター 平松祐司)2007年11月

妊娠糖尿病の治療法は?

妊娠糖尿病の妊婦さんは、お薬は飲めません。理由は、胎盤を通してお薬が赤ちゃんにまで届いてしまうからです。

(2024年8月現在)妊娠糖尿病の治療法は、「インスリン」の自己注射のみです。

以下 国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター の文章から抜粋

 糖尿病の飲み薬は、胎盤を通過したり母乳に含まれたりすることで赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があること、
安全性が確立していないことなどから、妊娠前~妊娠中、出産後の授乳期に飲むことは望ましくありません。かわりに、
薬が必要な場合にはインスリンの治療を行います。糖尿病の飲み薬やインスリン以外の注射薬を使用している方は、原
則インスリンへの切り替えが必要です。インスリンの中でも、妊娠中投与の安全性がほぼ確立しているものと、そうで
ないものがあります。また、インスリンポンプを使用して細やかな血糖管理を行う場合もあります。

情報元:糖尿病情報センター(国立国際医療研究センター) (ncgm.go.jp)


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みんなの健康と 美の研究所
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