低血糖のリスク『認知症』
低血糖は認知症のリスクを高める可能性があります。脳は糖分をエネルギー源として利用しているため、低血糖になると脳がダメージを受け、認知機能が低下する可能性があります。また、糖尿病治療の副作用として重症な低血糖が発生すると、認知症を引き起こすリスクが高まるとも言われています。
認知症の予防や悪化を防ぐためには
認知症の予防には、低血糖を起こさない範囲で血糖値を良好に安定させることが重要です。最新の研究では糖尿病治療によって血糖値をよくすると、認知機能も一部改善することが分かってきています。さらに、高血糖だけでなく、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどは認知症に繋がりやすいと言われていますので、こうした危険因子を減らすことも有効です。また、重症な低血糖は認知機能を悪化させる可能性があるので、なるべく低血糖を起こさないようにすることも大切です。
認知症を伴った高齢糖尿病患者の場合には、低血糖を起こさないためにゆるやかな血糖目標がすすめられています。高齢者の血糖コントロールについてもご相談を受付ています。
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情報元:糖尿病情報センター
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